菅原宣明 著
税務調査の実態を知り尽くした著者が語る、
企業を守るための「税務自主監査」という新しい戦略。
Author
菅原宣明(すがはら のぶあき)― 昭和23年、兵庫県加西市生まれ。兵庫県立北条高等学校卒業後、昭和42年に税務大学校大阪研修所(普通科27期)に入校。以来、兵庫県下の各税務署で主に法人税調査に従事し、特別調査班においても6年間の実績を積む。その後、税務大学校教務係長、法人税統括官、局国際調査専門官、局総括主査、法人課税第一部門統括官、総務課長、副署長、特別国税調査官(総合調査担当)を歴任。平成14年7月に退職後、同年10月に税理士登録。長年の調査官経験を活かし、「税務自主監査」という革新的アプローチを提唱する。
Contents
税務調査の背景から実践的な防衛策まで、
体系的に学べる全16章の構成です。
第一章
国家公務員削減方針を受け、税務調査はどう変わるのか。総合調査導入の背景と税理士法改正の経緯を解説。
第二章
税務行政の使命と運営の基本方針。税務調査の目的と調査対象者の選定基準を税務運営方針から読み解く。
第三章
調査の70%以上は事前審理の段階で終了している。的確な調査対象者の選定がいかに重要かを詳解。
第四章
申告所得税・相続税・法人税・調査課・査察部の各調査事績を分析し、税務調査の実態を数字で読む。
第五章
配当の中止、法人所得の減、売上の増、借地権の発生など、多様な相続税節税スキームを研究・分析。
第六章
「木を見て森を見る」「三つの顔は同じ顔」「数量計算は魔法の杖」― 調査官の視点から所得隠しの手法と調査手法を解説。
第七章
相続税・法人税・源泉所得税・所得税・贈与税のそれぞれについて、調査対象者の選定ポイントを網羅的に解説。
第八章
税務調査の実際の進め方、調査の流れ、調査官の着眼点について実務経験に基づいて詳述。
第九章
個人・法人・相続を横断的に調査する「総合調査」。これからの税務調査の方向性を展望する。
第十章
国税最後の砦である査察調査。その権限、手続き、対象となるケースについて深く掘り下げる。
第十一章
各種加算税の要件、計算方法、適用される場面について、実務に即した解説。
第十二章
重加算税が課される場合の延滞税の取扱い。ペナルティの全体像を理解する。
第十三章
変革期を迎える税理士業務。従来の記帳代行・申告代理から、新たな付加価値を生む業務への転換を提言。
第十四章
税務自主監査コンサルタントという新たな専門職の設立構想。その業務内容と社会的意義を論じる。
第十五章
公認会計士法と税理士法の比較分析。両制度の違いと連携の可能性について考察する。
第十六章
税務の透明性と信頼性向上のための新制度「税務監査人制度」の創設を提言。制度設計の具体案を示す。
Tax Self-Audit
税務調査を「受ける」のではなく、
自ら「備える」ための新しい経営戦略。
税務調査の選定基準を知り、事前に自社の申告内容を点検。調査リスクを最小化し、企業の信用と資産を守ります。
調査官の視点で自社の申告書を事前審査。問題点を早期に発見・是正することで、重加算税リスクを回避します。
税務監査人制度の創設を提言。納税者と税務当局の信頼関係を構築する新しい仕組みの実現を目指します。
Books
長年の国税調査官経験と税理士としての実務を結晶化した、
税務のプロフェッショナルによる必携の書。